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「令和元年7-9月期地域経済産業調査~全体総括」で日本をプチ俯瞰


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今日は経済産業省の「地域経済産業調査」で日本をプチ俯瞰する試みです。

 

1.各地の様子

【北海道】 緩やかに持ち直している(→)

生産は、パルプ・紙・紙加工品の生産体制の見直し等により、弱い動きとなっています。個人消費は、一進一退となっています。観光は、日韓関係の影響によるインバウンドの減少等、一部に弱い動きとなっています。

【東北】 一部に持ち直しの動きがみられるものの、足踏み状態となっている(→)

生産は、電子部品・デバイスが弱含んでいるものの、輸送機械、生産用機械が底堅く、全体としては一進一退となっています。個人消費は、自動車や高額品に動きがみられましたが、全体としては足踏み状態となっています。

【関東】 緩やかに改善している(→)

生産は、引き続き国際情勢の影響等から電子部品・デバイスや工作機械を中心にこのところ弱含んでいます。雇用情勢は着実に改善する一方で、人手不足が継続しています。個人消費は、業態間の差異を伴いつつも緩やかに持ち直しています。

【東海】 改善している(→)

生産は、電子部品・デバイスは低水準となっているものの、主力の輸送機械が高水準で推移しています。個人消費は、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどが堅調であることから、緩やかに持ち直しています。

【北陸】 一部に弱い動きがみられるものの、改善している(→)

生産は、電子部品・デバイスで弱い動きがみられるものの、化学や生産用機械を中心に高水準で推移しています。個人消費は、スーパー、ドラッグストアなど新店効果もあって良い動きがみられ、持ち直しています。

【近畿】 緩やかに改善している(→)

生産は、緩やかな持ちの直しの動きに一服感がみられます。個人消費は、インバウンドが好調を維持し、国内も高額品が堅調で、緩やかに改善しています。

【中国】 持ち直しの動きに足踏み感がみられる(↘)

生産は、自動車の輸出減や電子部品・デバイスの一部に需要減がみられ、足踏みをしています。個人消費は、天候不順などの影響もあり、持ち直しの動きに足踏み感がみられます。

【四国】 持ち直しの動きに足踏み感がみられる(→)

生産は、電気機械等で一部に弱い動きがみられるなど弱含みで推移しています。個人消費は、持ち直しの動きとなっています。

【九州】 横ばいとなっている(→)

生産は、スマートフォン半導体増加する一方で、汎用・生産用・業務用機械や素材関連等の一部で弱含んでいます。個人消費は、天候要因で苦戦しつつも、全体としては横ばいとなっています。

【沖縄】 改善が続いている(→)

雇用情勢は有効求人倍率が安定的に推移し、個人消費は百貨店・スーパー、ドラッグストアが堅調であり、改善が続いています。

※前回調査時の景況判断と比較して、上方に変更の場合は「↗」、変更がない場合は「→」、下方に変更の場合は「↘」としています。

 2.気になる動き

北海道:エアコン販売が好調

もう北海道もエアコン無しでは過ごせない程の夏の暑さとなった現れ、というのは浅い考察で、もう一点、高齢化で暑さに住民が耐えれなくなっていることも忘れては行けない。若年層より高齢層がエアコンを買い求めているのが私の推論。

東北:人不足と答えた事業者が5割

ちょっと多すぎる感じがします。しかし需要の現れという見方もあるでしょう。

関東:工作機械関連の受注減少

中国が設備投資を手控えているからでしょう。米中貿易摩擦で思い切り迷惑を被っている産業の1つ。

東海:小売業の各業態間における競争が激化

この辺でしょうか。ニトリも婦人服や化粧品を作る時代ですから。

netshop.impress.co.jp

北陸:製造業の非省力化投資

今後のトレンドキーワードですね。人口減少の日本がこの生活水準を維持するには生産性の向上しか道が無いわけですから。みんな貧乏スローライフという手は無いでしょう。

近畿:新車販売が好調

凄いなー近畿。私の周りでは中古販売のほうが好調のような気がします。テレビCMとか觀ていても中古販売の利かせる幅が年々増えているのに。羨ましい限り。

中国:唯一下向きの評価。

隣の近畿と違い「新車販売は低調」とトーンダウン。天候不順の文字が並んでおり、個人消費が冷えている傾向が見て取れます。

四国:合理化の文字が複数

人不足の裏返しですね。「地道な採用活動」という文字は「もう打つ手ありませんー」の意味。人不足が深刻なのが見て取れます。消費は「持ち直し」なのにもったいない。

九州:働き方改革

韓国人インバウンド減少の影響を受けつつも横ばいの評価。「職場環境の改善投資」が総括に出てくるのは九州の特徴。

沖縄:有効求人倍率1.2倍

東海の有効求人倍率が1.9倍と比較すると随分と落ち着いた数字。逆に大きな変化もなく粛々と観光に引き続き力を入れている様が見て取れます。

 

以上です。

 

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