空飛ぶITコンサルタント

企業内診断士のヨシダが「AI」「パン」「働き方」について語ります

応用情報処理技術者の次に中小企業診断士を奨めるのは「経営視点」が今後重要だから

12/20から当ブログのアクセスが上昇中

私のブログに「応用情報処理を取得したら中小企業診断士を目指しなさい」という大層偉そうな記事がある。内容は私の失敗・後悔談を中心とした合格体験記で、若いうちに中小企業診断士を目指すべきという締めくくりをしているのが特徴だ。

yoshidaagri.hatenablog.com

そのブログ記事が数日グラフの通りアクセス数がグンと伸びている。理由は、IPA秋季情報処理技術者試験の合格発表が12/20にあった為、それ以外は考えられない。

ふと、「応用情報処理技術者の次」が「診断士」なのか再考した所、「経営視点」がこれからの世の中、ビジネスパーソンには重要になるからとの結論となった。理由と考察を述べたい。

応用情報処理技術者の平均合格年齢は28~30歳

応用情報処理技術者試験を合格した皆様の平均年齢がIPAから発表されている。直近数年をグラフ化してたのが以下の図である。

そろそろ30歳が見えてきた一人前のビジネスパーソンが、試験合格という自信を得て、さて次はどの高みに登ろうか、という意欲に満ちあふれているペルソナを予想する。事実27歳の時に合格した私もそうだった。

その後は他のブログ記事でも既出だが、残念な事に「応用情報技術者の次は中小企業診断士」というルートが自身見えてなかった。当時は2007年。まだ働き方改革なんぞ言葉も無い時代。そもそも中小企業診断士という選択肢が有ることすら知らなかった。これは高度情報処理技術者試験の山に登り続けた。結果中小企業診断士山が視界には入ったのは35歳、合格したのは37歳。応用情報処理技術者試験に受かってから実に10年を要している。皆さんにはこうなって欲しくない一心でこの記事を書いている。

応用情報以上のIT関係の資格は無い。

応用情報処理技術者試験知名度/難易度のコスパが良い資格で名高い。ではこれ以上の、IPAの高度資格はどうか。 

tech.nikkeibp.co.jp

IPAのプロジェクトマネージャーをはじめとする高度資格は「IT業界においても知らん輩が多い」。これが非常に問題。 資格試験を通過している以上、体系的にその分野の知識を習得している証明になるのに、その証明をとなる資格を理解出来ない輩は、体系的な知識を学んできていない事になる。はっきり言うがIT系の50代はそんな感じ、自分の実務を通じて身につけてきた知識技術を誇る「職人肌」が多いと感じる。だから若手が資格をとっても「それで何ができるようになったの?」で終わる。その返しこそ「職人肌」が如実に出ている。応用情報処理でストップすべきである。

アリの目だけではなく、タカの目の時代に「経営視点」

最近googleの本を読んだのだが、googleの社員は凄腕技術者が多いの言うまでもない、彼らの凄みは「経営の視点を持つ技術者が多い」事と私は考える。これを「スマートクリエイティブ」とその本では表現している。

 

日本のIT技術者はどうか。一流の技術者はいるだろうか、その中で経営の視点を併せ持つエンジニアがどれだけいるのか。例を挙げよう。12月仕事納めで納会がある。納会の時にアナタはどのような話をしているだろうか。異業種の話が出て、業界の構造多層請負の話をしたり、従業員数と売上から収益性の話が出来たり、異なる業界の将来性を議論できるエンジニアがどれだけ日本にいるのか。やれコードの話だ新しく便利なライブラリが出ただの、OSSの話だ品質管理の話、BP管理の話、あの取引先は使えない、そんな所ではないか、もちろん需要な重要な視点には違いないが、その視点は1人のエンジニアにとどまる。アリの目である。

Panasonic松下幸之助氏、中尾哲二郎氏やSONY盛田昭夫氏、井深大氏の面々は技術と経営の両視点を持つタイプの面々であったと評価されている。 もし読者の貴方に気概があるなら、経営の視点を持つべく勉学に励むべきと考える。

応用情報処理の次に経営を学んだほうが良いのは正解

以上から、応用情報の次は少なくとも経営能力を示す称号を目指す事を強く勧める。正直なところ、技術を証明する資格は数多あれど、応用情報処理技術者以上に難易度と知名度のバランスが取れた、コスパの良い資格は見当たらない。IPAには大変申し訳無いが、応用情報技術者の後、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャー、ITストラテジストと順々に資格の頂にチャレンジするのは筆者も体験したが、経営の視点を身につけるのに比べれば時間の無駄だと考える。

現代においては技術だけではなく経営にも視野を広げる必要は先述のGoogle社員の事例から必ず必要になる視点である。 技術者が経営視点を身につける方法は2つあるので紹介したい。

1.MOT(技術経営修士号

MBAではない点に注意。 あなたが関東圏、新潟、京都、大阪、山口県、福岡県にお住まいなら、在住地の近くにMOTを取得できる大学等が存在する。それなりの金銭的&時間的投資が必要なので、まとまったキャッシュを持ち、時間も使える事が条件である。技術者視点をベースとした経営視点を身に着けれる。つまりITエンジニアにとって経営視点を取る上で最短ルートといえるだろう。特にあなたが未婚の場合、もしくは既婚でも子供がいない場合、MOTは魅力的な選択肢である。

2.中小企業診断士

あなたが関東圏、新潟、京都、大阪周辺、山口県、福岡県以外にお住まいなら、境遇はどうあれ中小企業診断士の取得を目指すことをおすすめする。また、既婚で子育ての環境にある場合は金銭的&時間的投資が不自由になる為、中小企業診断士を目指したほうが家庭の理解を圧倒的に得やすい。時間的投資はたしかに相当だけど、独学なら時間に縛られることが無い。自分の時間内で勉強できる。金銭的投資も100万金ではなく家計に優しいのがこの資格の特徴である。 取得後は中小企業診断協会、ミラサポ、よろず相談所など診断士の資格を活かせる舞台があなたを待っている。

以上、ITエンジニアの皆様、新年を迎えるにあたり、MOTと診断士を今年の目標に掲げてみてはいかがだろうか。