空飛ぶITコンサルタント

企業内診断士のヨシダが「AI」「パン」「働き方」について語ります

IT業界の若手は応用情報合格後、中小企業診断士にチャレンジすべき

最近当ブログで以下の記事が注目頂いています。読者の皆さんの勉強熱心さが伝わってきます。ありがとうございます。

似た記事を2つ書いていますが、何度考え直しても応用情報技術者合格後に中小企業診断士を取るべきと確信しています。

yoshidaagri.hatenablog.com

yoshidaagri.hatenablog.com

1.適齢

応用情報処理技術者試験過去5年の「申込者・受験者・合格者」の推移をグラフにまとめました。データの出典はIPAhttps://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/_index_toukei.html

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平均すると申込者31.06歳、受験者30.56歳、合格者28.94歳です。この数字が雄弁に物語っています。資格試験は若いほうが有利です。

一方、中小企業診断士1次試験の過去5年の年齢別申込者推移を見ましょう。

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30歳から50歳がボリュームゾーンですが、30代が1番多い世代になりますね。先程の応用情報技術者試験の傾向から察するに、以下の仮説が挙げられます。

1日でも早く資格試験を受けたほうが有利

中小企業診断士は士業資格試験の中でも比較的おじさんが頑張る資格です。合格率も30代と40代に差はありません。しかし、ストレート合格体験記は30して同期を見渡すと30代が多い肌感覚です。

適齢

応用情報技術者試験合格の平均年齢は、中小企業診断士受験者のボリュームゾーンと合致します。もし情報処理技術者試験の頂上ITストラテジストを平均年齢で合格したとします。ITストラテジストの平均合格者年齢は39歳なので不惑間近です。

 

2.適切なステップアップ

応用情報技術者中小企業診断士は「広く対象業界の知識を問われる事」で合致しています。根拠をIPA情報処理技術者試験試験要項を参考に説明します。

www.jitec.ipa.go.jp

対象者像

高度 IT 人材となるために必要な応用的知識・技能をもち,高度 IT 人材としての方向性を確立した者 

応用情報技術者試験情報処理技術者試験で一番、広くITの知識を問われます。

ITトレンドの知識からプログラムから法務まで問われ、この試験範囲の広さ中小企業診断士との類似性を覚える所です。

業務と役割

基本戦略立案又は IT ソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し,独力で次のいずれかの役割を果たす。 

1.需要者(企業経営,社会システム)が直面する課題に対して,情報技術を活用した戦略を立案する。

2.システムの設計・開発を行い,又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーショ ン)によって,信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また,その安定的な 運用サービスを実現する。

 IPA応用情報技術者で、戦略立案までのスキルを求めます。ITストラテジストまで取得しなくとも、独力で企業の課題をシステム化する能力を認めるということです。これは知りませんでしたねー(白目)。

事実、「あなたの仕事で一番役に立っていると思う資格は?」と問われれば「応用情報です」と答えます。広くシステム構築の知識を問われ、全てのベースになっている資格なのは間違いないからです。

3.転職起業

もしアナタが転職希望であれば、MBAを取得し英語力を磨くことのほうが近道になるでしょう。大企業の成功研究がMBA全般の特徴で、ケーススタディに田舎の小規模企業ばかり相手にする話は聞きません。MBAは大企業、外資へ転職する為に活きると考えます。

一方中小企業診断士「いつかは独立」と考える方が多いのが特徴です。最近の業界紙「独立診断士は年収1,000万通過点」と景気の良い言葉が踊るように、事業主としてコンサルテーションしながら、収入もステップアップしたい方に向いているでしょう。

 

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この辺は読者の現在と将来の希望ポジションを参考に、どの資格、学位をとるのか考えると良いでしょう。

4.終わりに

これから資格を目指す方には酷な話ですが、 重要なポイントです。

資格を取ることで給料UPor出世する企業は非常に稀と考えます。資格は取得してからがスタートラインです。資格取得「何処で、誰と、何をしていたいか」イメージできる資格にチャレンジすべきでしょう。

私はITストラテジスト協会の支部長が中小企業診断士を取得し独立されていたことからその資格取得イメージを抱くことが出来ました。独立してから前職の収入に戻すために5年要したと苦労話もあり...

自分の将来モデルとなる方、知り合いがいれば尚良、いなければ関連書籍やWebで「この人!」と思える方を探してイメージを固めてみてはいかがでしょうか。

 以上です。